平成柳多留第18集
3500句中213句の入選だから、入選率は1割以下の6%程度だ。私もこれまで全没が当たり前で、1句入選すれば「まぐれ」だと思っていた。だからこの成績もすごい!(@_@)!鹿児島県の川柳レベルも捨てたものではないのかもしれない。
国文祭へ向けての裾からの意気込みを感じる。
★ルーツ
【秀句】
縄文と弥生を吹いた風に逢う 前田一天
【入選】
原点にアダムとイブがいて私 上籠桃華
何はともあれ性善説を信じ切る 春田あけみ
★ゆったり
【入選】
悠久の時を刻んで屋久の島 桜井茂範
喧噪を離れゆったり座禅組む 山下 努
エネルギーゆったり溜めて復帰する 山下 努
ゆったりと干した甲羅に日が沈む 石神紅雀
★招く
【入選】
閉校はさせぬ都会の子を招く 石神紅雀
老々の介護招いた長寿国 四元紙魚
神話失せ不安を招く再稼働 山下 努
★種
【入選】
被災地に根を張る種を蒔きに行く 平瀬芙蓉
種を越えて煌めく文化世界へと 泉 清純
種の起源問えば私は宇宙人 田島英雄
芽の出ない種悶々と生きている 石神紅雀
こぼれ種思わぬ色に咲きました 春田あけみ
父の種真っ直ぐだけは継いでいる 平瀬芙蓉
種を蒔き終えて柩に眠る顔 永井ききょう
風に乗れ夢を掴めと鳳仙花 麻井文博
★栄える
【入選】
五世代で無縁社会と遠くいる 春田あけみ
漏れがあったら教えてください m(__)m
風車のようにこちらを向いて、全開のチューリップを見たのは初めて! (@_@)